実務講座「第1回 確定申告のチェックリスト」
第1回 確定申告のチェックリスト
ここでは、確定申告とはどのようなものなのかの説明ではなく確定申告書を作るために必要な書類の簡単なチェックリストを作ってみました。
サラリーマンの還付申告、所得金額が300万円以下の事業者は税理士に作成を頼まず、税務署か区役所へ行きましょう。無料で相談に乗ってくれます。それ以外の方(所得金額300万円以上、不動産、株の譲渡)はチェックリストで必要書類を集めて税理士事務所へ持っていきましょう。
■チェックリスト
- 事業をしている方……
- 通帳のコピー、売上帳(集計したもの)、支払調書、現金出納帳、経費帳(集計したもの)、その年に固定資産を購入したらその領収書
- 不動産を賃貸している方……
- 収入(家賃、礼金、更新料)、敷金の明細、不動産関連の経費帳、土地、建物を購入した場合は売買契約書、借入金返済表など
- 年金をもらっている方……
- 社会保険庁からの通知書
- 保険の満期返戻金がある方……
- 生命生保会社からの通知書(損保も一緒です)
- 不動産、株を売った方……
- 詳しい話を伺ったうえ、必要な書類をお知らせします
- 上記以外の収入がある方……
- その収入のわかるもの(支払調書など)
- 医療費控除……
- 医療費の領収書(合計が10万円超)生計を一にする親族の分を合計します
- 社会保険料控除……
- 国民健康保険、国民年金は今年支払った合計額、国民年金基金、小規模企業共済は証明書が必要です
- 生命保険・損害保険料控除……
- 保険会社からの控除証明書
- 住宅取得控除をうける方……
- 新居の売買契約書、登記簿謄本、住民票(新居の住所)住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書